国産木材、民間・中高層の建築へ広がり 耐火性能が向上
軽量・短工期で自給率アップに貢献期待 課題はコスト
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建築市場で国産木材の活用が一段と進んできた。国の利用促進策で公共建築物を中心に木造化が進んだほか、オフィスビルなど民間の中高層の建物にも木製の構造材が使われ始めた。コスト高を克服できれば、日本の木材自給率はさらに高まる。
林野庁によると、日本で建材や燃料、製紙などに使う木材のうち国産材の割合を示す木材自給率は2019年に37.8%と18年比で1.2ポイント上昇した。上昇は9年連続。輸入材の増加で0...
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