[社説]開発の力が落ちていないか
[有料会員限定]
三菱重工業は国産ジェット旅客機「スペースジェット」の開発を事実上凍結する。2008年の着手以来、約1兆円を投じながら納入延期を繰り返してきた。そこにコロナ禍が追い打ちをかけた。
航空機は100万点単位の部品を使い、関連する産業の裾野も広い。産業振興や技術伝承の点からも開発に挑む意義は大きい。それを成し遂げる前に凍結に至った事態を重く受け止める必要がある。
スペースジェットは約半世紀ぶりの旅客機開発だ。当初1...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り581文字
関連企業・業界
企業: