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米大統領選、決戦へ両陣営が総力 3日投開票

トランプ氏は得意の選挙集会で追い上げを図る(10月31日、ペンシルベニア州)=AP

【ワシントン=中村亮】米大統領選が3日に迫り、両候補の陣営とも勝利に向けて総力を挙げている。民主党のバイデン前副大統領は10月31日、オバマ前大統領と対面の選挙イベントに初めてそろい踏みで参加、著名ミュージシャンらの応援も取り付けた。共和党のトランプ大統領は家族を総動員して全米で支持者集会を開き、巻き返しへ女性票の獲得を狙う。

「トランプ氏は大統領職を注目を集めるためのリアリティーショーとしかとらえていない」。オバマ氏は31日、中西部ミシガン州でバイデン氏とともに集会を開き、トランプ氏を痛烈に批判した。「バイデン氏は良識や共感、全ての人が重要だとの信念を持つ大統領になる」と強調し、米社会の分断修復を目指すバイデン氏への支持を訴えた。

10月31日、オバマ前大統領(左)はバイデン前副大統領について「良識のある大統領になる」と語った(中西部ミシガン州)=AP

オバマ氏は激戦の東部ペンシルベニア州や南部フロリダ州でバイデン氏の応援演説を単独で行ってきたが、最終盤になり初めて共演した。トランプ氏は2016年の大統領選でミシガン州を得票率0.3ポイントの僅差で制した。バイデン氏は政権奪還に向け、ミシガン州を最重要州の一つとみている。民主党支持者に人気が高いオバマ氏との集会で投票率向上を狙う。

集会には有名歌手のスティービー・ワンダーさんが参加し、新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり「(トランプ氏が)仕事をしっかりしないからこの状況になった」と批判した。24日の集会ではロック歌手ジョン・ボン・ジョヴィさんが演奏で応援した。元プロレスラーで俳優のドウェイン・ジョンソンさんもバイデン氏らとの対話をツイッターに投稿するなど、著名人が相次いでバイデン氏を支援している。

一方、トランプ氏に対しては家族が応援を加速させている。メラニア大統領夫人は31日、中西部ウィスコンシン州とペンシルベニア州で集会を開いた。トランプ陣営からの要望に反してメラニア氏は選挙活動から距離を置いてきたが、10月に入って遊説を始めた。

トランプ氏は家族を総動員して女性票の取り込みを狙う(10月31日、ペンシルベニア州の集会に参加するメラニア夫人)=AP

狙いは女性票の取り込みにある。各種世論調査では、トランプ氏の人種問題やコロナへの対応に女性の反発が強く、同氏の支持が低迷する大きな要因になっている。長女のイバンカ大統領補佐官も遊説を増やし、女性票を狙う。長男ジュニア、次男エリック両氏も激戦州を連日回っている。

CNNテレビが31日まとめた世論調査によると、バイデン氏はウィスコンシン州で8ポイント、南部ノースカロライナ州で6ポイント、西部アリゾナ州で4ポイントの差でトランプ氏をそれぞれリードしている。政治サイトのリアル・クリア・ポリティクスが集計する激戦6州の平均支持率は31日時点でバイデン氏がトランプ氏を3.4ポイント上回る。

トランプ氏は得意の選挙集会で追い上げを図る。11月1、2日は激戦州で選挙集会をそれぞれ5回開く。1日のフロリダ州での集会の開始時間は午後11時30分。日をまたぐ集会は異例で、少しでも票を上積みしたいトランプ氏の意向が透ける。

アメリカ大統領選挙

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