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盗難被害の豚・果物どこ?ベトナム人相次ぎ逮捕、群馬

北関東で家畜や果物の盗難が相次いだ事件で、群馬県警が入管難民法違反容疑などでベトナム人のグループを逮捕し、冷凍肉や解体道具を押収した。一部を国内のベトナム人に発送していたことは判明したが、大量の肉や果物がどこへ消えたのか、詳細は不明だ。農家からは「早く全容解明を」と切実な声が上がる。

 群馬県警の家宅捜索を受けた、家畜盗難に関与したとみられるベトナム人らが使用していた建物(10月26日、群馬県太田市)=共同

8月中旬、群馬県伊勢崎市のベトナム料理店の周辺を見張っていた捜査員は、1台の軽乗用車の後を追った。着いたのは太田市の住宅。その日のうちに住人が果物入りの段ボールを宅配便の配送センターに持ち込むのを確認した。

この住宅で逮捕された男女13人は20~30代で、大半が技能実習生として入国。捜査関係者によると、リーダー格とみられる男は「群馬の兄貴」を意味するアカウント名で、SNS(交流サイト)に豚や果物の写真と値段を掲載。買い手を募っていたが、事件が報道されるようになった夏ごろ、大半が削除された。

食肉処理場ではない自宅で豚を解体したとして、と畜場法違反容疑で逮捕された技能実習生のSNSには、子豚を丸焼きにする動画も。解体した肉は、自分たちで食べたほかは売ったとみられる。捜査関係者によると、逮捕した男4人のうち1人は「SNSで豚を買い取った」という趣旨の供述をしており、2つのグループに接点がなかったかを調べる。

今年に入って群馬県では豚約710頭、ニワトリ約140羽、ナシ約5400個が盗まれ、埼玉、栃木、茨城各県でも被害を確認。複数のグループが県をまたいで盗みを繰り返したとみられる。

群馬県高崎市のナシ農園では10月26日早朝、約200個のナシがもぎ取られ、ごみ袋に詰めて放置されていた。9月にも被害に遭った農園の男性は「近くにもっと被害が大きい方もいて、みんな落ち込んでいる。こんなことが二度とないよう、早く犯人を捕まえて解決してほしい」と訴えた。〔共同〕

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