大阪で9カ月ぶり文楽 コロナ乗り越え再開

2020/10/31 12:46
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 約9カ月ぶりに国立文楽劇場で再開した人形浄瑠璃文楽の公演(31日午前、大阪市)=共同

約9カ月ぶりに国立文楽劇場で再開した人形浄瑠璃文楽の公演(31日午前、大阪市)=共同

人形浄瑠璃文楽の秋公演が31日、本拠地の国立文楽劇場(大阪市)で始まった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同劇場は1月下旬を最後に文楽公演を中止しており、大阪での開催は約9カ月ぶり。待ちわびた観客は人形遣いの手さばきや三味線の音に酔いしれた。

今公演は「源平布引滝」など1日3部構成で、各部の上演時間はいずれも2時間台。これまでは1日2部構成、各部約4時間が通例だったが、観客や出演者の滞在時間を減らして感染リスクを下げるため、演目の構成を変えた。客席は通常の約730席を約300席とし、観客に舞台への掛け声を控えてもらうなどの対策も講じた。

初日を楽しみに訪れた奈良県宇陀市の無職、原佳広さん(72)は「やっとやってくれた」と再開を喜んだ。文楽の地方巡業もよく見に行く奈良県葛城市の会社員、岡本圭子さん(47)も「中止期間中はインターネット動画などで楽しんでいた。感染防止のため観客が少ないのは寂しいが劇場で再び見られてうれしい」と笑顔で話した。

公演は11月23日まで。出演は太夫の豊竹咲太夫さん、人形遣いの吉田簑助さんら。

東京の国立劇場では9月に公演を再開している。〔共同〕

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