「ゲーム障害」対策へ会議 消費者庁、マニュアル作成
オンラインゲームやテレビゲームのやり過ぎで日常生活が困難になる「ゲーム障害」に対応するため、消費者庁は30日、全国の消費生活センターの相談員を対象としたマニュアル作成に向け、専門家による「アドバイザー会議」を開いた。
国民生活センターによると、ゲームを巡るトラブル相談は2019年度、過去最多の5388件に上った。高額な課金に関する内容のほか、「子どもがゲームをやめられない」など依存症が疑われるものも多いという。
同庁によると、会議は精神医学が専門の医師らで構成。ゲーム障害の恐れがある人を医療機関や精神保健福祉センターといった専門機関につなぐ基準や、当事者や家族から相談があった際の応答要領、各地の専門機関のリスト化などを検討する。〔共同〕