渋野、ホールインワンも後半失速で苦笑い
実測148ヤード先のカップに打球が飛び込んだ瞬間の音が渋野にはしっかりと聞こえたという。「無観客だからこそ、ですよね。今大会はカップインした時の音がすごくいい」

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前半2つ目のパー3、8番ティーに立った渋野は芝の上に球を置いて打っていた。「海外に行ってから増えた」というパー3のティーショットのルーティン。最初のパー3だった4番では「日本だとどうなんだろうと迷いがあって」ティーアップして打ったがグリーンに届かず、距離感の違いをトライ・アンド・エラーで確認していた。
「もっているな私、と思いたいのはやまやま。でも終わってみての内容が……。後半で今の自分、本当の自分を思い知らされた」。前半の33から後半は3パットボギー2個を打つなど39とまるで別人のゴルフ。米ツアーの大きなグリーンに苦しめられ、抱えることになったパットへの不安があらわになった。
ツアーでのホールインワンはプロテスト合格前に出た2018年アース・モンダミンカップ初日に記録している。600万円のボーナスを手にしたが、予選落ち。「実はアマチュア時代からホールインワンが出た試合は全部予選落ちです。いいことないですね」と苦笑い。
1番のティーショット、この日最初のパットは「手が震えた」というほど緊張した今季国内2戦目。ホールインワンのジンクス払拭へ、まずは予選通過が2日目の大命題となった。(串田孝義)