リニア差し止め求め提訴 静岡の工事「自然に影響」 JR東海に住民ら107人
リニア中央新幹線工事を巡り、静岡県内の住民らが30日、JR東海に対し県内区間の工事差し止めを求め、静岡地裁に提訴した。
訴訟の原告団は18日に結成され、工事が大井川や南アルプスの自然に影響を及ぼす恐れがあると主張。原告団には県内の茶農家や自治体議員ら107人が参加し、資金支援をするサポーターも100人以上が集まっているという。
訴状では「工事により地下水位の大幅な低下を招き、流域住民の命の水が奪われることを強く危惧する」と主張。JR東海は「訴状が届いたら内容を確認の上、適切に対応したい」とコメントした。〔共同〕