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スマレジ、祝日休暇 自由に振り替え

はたらく

営業担当の北川さん(右)はゴールデンウイークの祝日を7月に振り替え静岡県熱海市を旅行した

みんながカレンダー通りに働き、一斉に休む――。そんな画一的な働き方に、レジアプリ大手のスマレジは一石を投じた。祝日などの休暇を平日に自由に振り替えられる「マイホリデー制度」を5月に導入。混雑から逃れて旅行したり、祝日をまとめて長期で休んだりできる。新型コロナウイルス禍での密を避けた移動にもフィットする。

新制度では、祝日やお盆・年末年始の休暇22日分を別の日に振り替えられる。全正社員約120人が対象で、勤怠システムで前月の20日までに上司に申請する。有給休暇と組み合わせれば1カ月を超える休みを取ることも可能だ。

発案したのは山本博士社長。「休みたいときに休めばいい」と考え、2019年に東証マザーズに上場した後、本格的に検討を始めた。当初は土日の休みも別の平日に移す制度を考えたが、「労務管理が煩雑になる」と断念。祝日などの休みを移せる仕組みとした。

営業担当の北川翔輝さんはゴールデンウイークの祝日を7月下旬に振り替えた。5月上旬はコロナの感染拡大で緊急事態宣言が出されていた。出かけづらい時期に「時間を有効活用したい」と働き、7月に休暇を足して6連休を取って妻と静岡・熱海を旅行した。

「祝日に働けば社内外からの連絡も少なく、作業に打ち込みやすい」と、北川さんは仕事面での利点も強調する。ゴールデンウイーク中は在宅勤務で広告用の動画作りに没頭した。

職場のチームワークも制度を支える。平日に休めるのは「フォローし合える環境が整っている」(北川さん)からこそだ。顧客にも休みを事前にメールで伝え「旅行中はほとんど連絡はこなかった」という。

スマレジは毎朝の全社員へのメールで、その日休む社員を知らせる仕組みも取り入れた。部署が違っても制度を使っている人を把握しやすい。これまでも午前8~10時の好きな時間に出勤できたり、忘年会など就業時間外の社内イベントを減らしたりと、社員のワークライフバランスの改善に工夫してきた。山本社長は「週休3日の仕組みもつくりたい」と意欲を見せる。

これまで正社員の2割が制度を使った。とはいえ、祝日は保育所が休みの場合が多く、子育て世代には使いづらい部分もある。さらなる普及には、社会全体の「休み方改革」も欠かせない。

(梅国典)

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