コロナ退学を防ぐ 奨学金、借りやすく工夫
冨田宏治・関西学院大学副学長
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新型コロナウイルス禍によるアルバイト収入の減少などで学業の継続が難しくなった学生の退学を防ぐため、関西学院大学は借りやすく工夫した独自奨学金を導入した。その効果や運用する中で浮かんだ課題を冨田宏治副学長に寄稿してもらった。
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春以来のコロナ禍の中で、大学は教育・研究をはじめとする主要な活動を維持するため日々異例の事態に直面し、決断を迫られてきた。そこで問われたのは、何を最優先すべきかに関するその大...
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