秋田銀行、人材紹介で協定 県内信金信組と

秋田銀行は30日、人材紹介業務について、秋田信用金庫(秋田市)、羽後信用金庫(由利本荘市)、秋田県信用組合(秋田市)と連携協定を結んだ。県内信金信組の取引先企業に対して人材確保につながる支援策を提供する。人材不足の中小企業を手助けし、地域経済の維持・発展をめざす。
秋田銀は2019年11月に人材紹介業に参入し、20年9月から新型コロナウイルスの影響などによる離職者の再就職支援サービスを始めた。休廃業企業から離職者1人当たり5万円の着手金を取るか、求人企業から成功報酬として年収の25%を取る仕組み。相場より安いという。
またリクルートキャリアやパーソルホールディングスなど業務提携を結ぶ人材紹介会社のネットワークを活用し、県内信金信組の取引先企業に対して人材を紹介する。
秋田銀と信金信組との連携協定は、19年6月に結んだ事業承継・M&A(合併・買収)に関する協定に続く第2弾だ。秋田銀は「地元金融機関が一体となり地域全体の雇用を守りたい」(地域価値共創部)と狙いを話している。