横須賀・猿島航路に電動船導入 民間12社連携
神奈川県横須賀市の無人島「猿島」の環境保護や観光促進を目的とした企画「つづく みんなの猿島プロジェクト」が30日、地元の旅客船運航会社や学校など計12者で始まった。

猿島に行く旅客船は現在はディーゼル船だが、環境に優しい電動船に切り替える。運航会社のトライアングル(横須賀市)は「5年後をめどに実現したい」という。同島では潮力や太陽光による発電設備を設けるなどして、島内で使うエネルギーを全て再生可能エネルギーにする。
観光促進では、猿島の自然や歴史などを学ぶガイドツアーを実施する。今後、修学旅行や遠足で来る子ども向けに、猿島の環境保護について学ぶプログラムを作成して提供する予定だという。
それぞれの計画は2030年までに順次実現していく計画だ。猿島への入場料(大人の場合1人あたり200円)などを財源とする。