国産ニンニク、卸値2倍 入荷減・消費増重なる
中国産は2割安 輸入品シェア上昇の観測も
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国産ニンニクが値上がりしている。主力の青森県産は現在、東京市場の卸値が前年の2倍。夏場の日照不足が響き、入荷量が3割少ない。新型コロナウイルス禍で免疫力を高める食材として需要が高まっている。一方、輸入品は安値が目立つ。市場には需要シフトを見通す声が出ている。
ニンニクの2019年の国内供給量は約4万トン。国産と輸入ものがほぼ半々で、国産の7割を青森県産が占める。白く大玉の品種が小売店で売られてい...