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米Apple、7~9月は6四半期連続増収 iPadは46%増

(更新)

【シリコンバレー=白石武志】米アップルが29日発表した2020年7~9月期決算は売上高が前年同期比1%増の646億9800万ドル(約6兆7700億円)だった。在宅勤務や遠隔学習の広がりに伴ってタブレット端末「iPad」やパソコン「Mac」の販売を伸ばし、事前の減収予想を覆して6四半期連続で増収を保った。

アップルは在宅需要を取り込み6四半期連続で増収を維持した=ロイター

最終利益は7%減の126億7300万ドルとなり、2四半期ぶりに減益だった。1株当たり利益は73セントと事前の市場予想(71セント前後)を上回った。ただ、10~12月期について業績予想の開示を見送ったことから先行きの不透明感が意識され、29日の米国市場の時間外取引でアップル株は終値を下回って取引されている。

製品別の売上高の内訳はiPadが46%増の67億9700万ドル、Macは29%増の90億3200万ドルとそれぞれ大幅に伸びた。米国の新学期にあわせた学生向けのキャンペーンなどが奏功したという。29日の電話会見でティム・クック最高経営責任者(CEO)は「両製品の伸び率は驚異的だった」と振り返った。

一方、主力のスマートフォン「iPhone」の売上高は21%減の264億4400万ドルだった。新型コロナウイルスの影響で新機種の発売が例年に比べ約1カ月遅れ、10月にずれ込んだのが響いた。「Watch」などウエアラブル端末を含む周辺機器は21%増の78億7600万ドル。アップルが成長の柱として力を入れるゲームや音楽、動画配信などサービス部門の売上高は16%増の145億4900万ドルだった。

電話会見でルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は10月23日に一部機種を発売した「iPhone12」シリーズについて「素晴らしいスタートを切った」と述べた。初めて高速通信規格「5G」に対応したiPhoneで、旧機種ユーザーの買い替え需要を刺激する効果が期待されている。同氏は5G効果でiPhoneの売上高が10~12月期には成長軌道を取り戻すとの見通しを示した。

アップルは新型コロナの感染拡大を防ぐために一時閉鎖した直営店を5月ごろから段階的に再開しており、10月下旬の段階では世界に約500あるほとんどの店舗が入店時の検温などを実施しながら営業している。ただ、欧州ではウイルスの再流行を受けフランスやドイツなどが再び厳しい行動制限にカジを切り始めており、最大の商戦期である年末商戦に影響する恐れがある。

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