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サンケン子会社、ナスダック上場 時価総額「親」の5倍

【ニューヨーク=宮本岳則】サンケン電気の米半導体子会社アレグロ・マイクロシステムズが29日、米ナスダックに上場した。時価総額は一時37億ドル(約3900億円)を超え、東証に上場するサンケン(同730億円)の5倍に達した。電気自動車(EV)や自動運転システム向けの需要拡大が見込まれており、投資家の買いが集まった。

アレグロ株の上場初値は1株19.40ドルで、公開価格(14ドル)を39%上回った。新規株式公開(IPO)時の調達金額は3億5千万ドルで、半導体の開発投資やサンケンへの配当資金支払いなどに充てる。アレグロ会長を兼務するサンケンの鈴木善博取締役は、子会社が「親」の時価総額を上回ったことについて、「上場によってアレグロの価値が外部にはっきり見える形になった」と述べ、サンケン株の再評価に期待感を示した。

サンケンはアレグロを1990年に買収した。自動車向けセンサー半導体などの開発を手がけ、サンケンの連結売上高の4割程度を占める。新型コロナウイルスの影響がなかった19年3月期の営業利益率は約14%と高い。いったん需要は落ち込んでいたが「足元はコロナ前の水準を回復している」(鈴木氏)という。

米株式市場では半導体を含むハイテク株が買われやすい地合いが続いており、IPOに踏み切った。上場後もサンケンが発行済み株式の過半数を握る。

サンケンの上位株主には「アクティビスト(物言う株主)」が並ぶ。米調査会社ファクトセットのデータによると筆頭株主はシンガポールのエフィッシモ・キャピタル・マネージメント。同じく大株主の香港オアシス・マネジメントは「サンケンはアレグロの価値に比べて割安に放置されている」と指摘し、経営陣に構造改革の早期実施を促していた。

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