29日の衆参両院代表質問の詳報

2020/10/29 23:30
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▽参院代表質問

参院本会議で質問する立憲民主党の福山幹事長(29日)

参院本会議で質問する立憲民主党の福山幹事長(29日)

福山哲郎氏(立民)日本学術会議の会員候補6人を任命しなかった行為は甚だ遺憾だ。解釈変更したのか。任命しなかったのは違法だ。新型コロナウイルス感染対策予備費が残っているのに、なぜ2020年度第3次補正予算を組むのか。50年温暖化ガス排出実質ゼロの表明は一歩前進だが、原発の割合を引き上げ、維持推進するつもりなのか。核兵器禁止条約締約国会議にはオブザーバーとして参加すべきだ。

世耕弘成氏(自民)デジタル庁長官の人事は重要。要件や適性についてどう考えるか。

▽衆院代表質問

石井啓一氏(公明)日韓関係については、関係改善に向けて丁寧な対話を積み重ねるべきだ。

志位和夫氏(共産)学術会議の会員任命でなぜ、その大学からただ一人の研究者、比重の増加が求められる女性研究者を拒否したのか。拒否は独立性、自主性への侵害で、日本学術会議法違反だ。憲法23条の学問の自由も侵害する。

馬場伸幸氏(維新)大阪都構想の是非を問う住民投票が実施される意義をどう考えるか。憲法改正の手続きを定める国民投票法改正案の議論が停滞するなら衆院解散・総選挙に踏み切るのか。

▽政府答弁

 菅義偉首相

衆院本会議で答弁中に笑顔をみせる菅首相(29日)

衆院本会議で答弁中に笑顔をみせる菅首相(29日)

【日本学術会議】必ず学術会議の推薦通りに任命しなければならないわけではない。内閣法制局の了解を得た政府としての一貫した考え方であり、任命は日本学術会議法に沿って行った。民間出身者や若手が極端に少なく、出身や大学にも大きな偏りが見られることも踏まえ、多様性が大事だということを念頭に判断した。最終的な決裁までに推薦の状況は説明を受け、私の考え方は担当の内閣府と共有した。それに基づいて任命を判断した。学問の自由や会議の独立性を侵害することにはならない。任命を変更することは考えていない。

【20年度第3次補正予算】内外の経済動向を注視し、予算上の措置も含めてちゅうちょなく必要な対策を講じていく。

【エネルギー政策】温暖化ガス排出量を50年に実質ゼロとする。原発依存度を可能な限り低減する方針に変更はない。

【核兵器禁止条約】オブザーバー参加は、慎重に見極める必要がある。

【デジタル庁】組織のトップは能力本位で人選されることが適切だ。

【衆院解散・総選挙】新型コロナ対策や経済再生が最優先だ。国民の政権への期待もそこそこあると思う。全力で取り組みたい。1年以内には衆院選を行う必要があり、時間の制約も前提にしながらよく考えていきたい。

【大阪都構想】二重行政の解消と住民自治の拡充を図る大きな改革だ。市民の皆さんが趣旨と内容を十分に理解した上で判断されるべきものだ。

〔共同〕

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