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業績ニュース

ファナックが大幅上方修正 21年3月、中国回復追い風

企業決算
2020/10/29 20:40
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ファナックの業績が2020年4~6月期を底に持ち直している。同社は29日、21年3月期の連結純利益が前期比2%減の718億円になる見通しだと発表した。従来の計画(345億円)に対して2倍強に当たる大幅な上方修正となった。中国を中心に工場自動化(FA)に伴うロボット製品の受注回復が鮮明になっている。

「3カ月前とはだいぶ雰囲気が変わった」。同日の決算説明会で山口賢治社長兼最高経営責任者(CEO)は語った。ロボットなどの受注は「下半期も堅調な状況が続く」との見通しを示した。

21年3月期の純利益は市場予想(QUICKコンセンサス)の584億円をも上回る見通しだ。売上高は1%減の5025億円を見込んでおり、従来計画から792億円上振れする。

受注高は7~9月期に1265億円となり、4~6月期比で17%増となった。切削器などのロボマシン事業が51%増、ロボット事業が12%増だった。工作機械の頭脳にあたる数値制御(NC)装置を含む事業は2%減となった。

受注高を地域別にみると中国が18%増。製品加工に使う小型切削器「ロボドリル」が伸びている。米州も産業機械向けのロボットが堅調で21%増えた。欧州も22%増と持ち直した。国内は需要回復が遅れており2%減だった。

ロボットなどの自動車関連の需要について山口社長は「電気自動車(EV)以外でも徐々に引き合いが増えてきた」という。同時に発表した20年4~9月期の連結決算は純利益が前年同期比30%減の281億円、売上高が12%減の2304億円だった。

FA業界は工作機械受注の持ち直しを背景に業績回復が期待されるが、回復の度合いは企業ごとに濃淡がある。

29日には三菱電機も21年3月期の連結純利益予想を従来計画比で200億円上方修正したが、売上高予想は500億円引き下げた。経費削減や原価低減の効果で利益は上振れするものの、皮籠石斉常務執行役は電話会見で「下半期は設備投資関連の需要に悪影響が出る」と警戒感を示した。今後は電力・鉄道などのインフラ関連や業務用空調などに下押し圧力が強まると判断した。

三菱電はFA機器などを含む主力の産業メカトロニクス事業の売上高予想は従来予想から微減とした。

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