台湾半導体UMC、純利益3倍に テレワーク拡大で

中国・台湾
アジアBiz
2020/10/29 19:54
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【台北=中村裕】半導体受託生産世界4位の聯華電子(UMC)が29日発表した2020年7~9月期決算は、純利益が前年同期比3倍の91億台湾ドル(約330億円)と大幅に増えた。新型コロナウイルスの影響でテレワークが進み、通信関連向けの半導体需要が大きく膨らんだ。

台湾半導体大手UMCの7~9月期は、大幅な増益となった(10月、新竹市)

売上高は19%増の448億台湾ドルだった。特にスマートフォンやパソコン、Wi-Fi関連機器に搭載する半導体の需要が拡大した。

同日開いたオンラインの記者会見で、経営トップの王石・総経理は「テレワークやオンライン授業が半導体の需要を拡大させ、当社の工場稼働率も97%まで上がった」と語った。

10~12月期について、王氏は「引き続き、テレワークとオンライン授業が進み、半導体の出荷に成長をもたらす。新型の5G向けスマホが一段と需要を拡大させる」と述べた。

UMCの半導体の中では、回路線幅が14ナノ(ナノは10億分の1)メートル品が最先端だが、出荷の多くは28ナノ品や40ナノ品、65ナノ品となっている。仕向け地別では、売上高の57%がアジア向け、30%が北米向けだ。

半導体設計開発の台湾最大手である聯発科技(メディアテック)からの受託生産も多く、最終的には中国のスマホメーカーの廉価品に、UMCの半導体が搭載されることが多い。

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