群馬県、前橋市と公有資産活用検討へ
群馬県の山本一太知事と前橋市の山本龍市長は29日、共同で記者会見を開き、県と市の公共施設や公有地の有効活用を検討するプロジェクトチームを発足させたと発表した。県や市の職員らで組織する。人口減少などの課題に直面するなか、公共施設のスリム化や地域活性化を目指す。

県によると、県の公共施設の3分の1が前橋市内にあるという。ただ、対象施設は「あらゆる可能性を検討する。ゼロベースで議論を重ねていく」(山本知事)とし、詳細を明かさなかった。検討結果の発表時期についても非公表とした。
山本知事は9月に群馬県高崎市の養豚場で発生した豚熱(CSF)に対応するため豚のワクチン接種を増やすことなどに取り組むと発表。「県内で二度と発生しないようにしたい」と強調した。