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デンソーの4~9月期、最終赤字711億円 7~9月は黒字確保

デンソーが29日発表した2020年4~9月期の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が711億円の赤字(前年同期は1042億円の黒字)だった。自動車メーカーの生産が回復傾向にあり、直近四半期の7~9月期は営業黒字を確保した。品質関連費用を460億円計上するなど4~6月期の落ち込みを補いきれなかった。

4~9月期は売上高にあたる売上収益が前年同期比21%減の2兆747億円、営業損益は696億円の赤字(同1340億円の黒字)だった。新型コロナウイルスの影響に伴う工場の稼働率の低下などが営業損益を約2390億円押し下げた。燃料ポンプの不具合により顧客の完成車メーカーがリコール(回収・無償修理)を出したことで、回収費など品質関連費用もかさんだ。

足元では業績の底入れ傾向が鮮明だ。7~9月期は、売上収益の約半分を占めるトヨタ自動車向けが前年同期を上回ったほか、他の車メーカー向けも4%減にとどまった。デンソーの松井靖経営役員は「足元の実感としてはコロナからの回復は早い」と語る。

21年3月期の業績予想は据え置いた。山中康司副社長は「新型コロナの欧州での再拡大の可能性などもあり、先行きが不透明なため」と説明した。業績回復を優先するため、通期での設備投資を当初計画から150億円減らして3800億円とした。

同日出そろったトヨタグループ主要8社の4~9月期連結決算は全社が減収で、5社が最終赤字だった。足元ではトヨタが9月に世界新車販売で過去最高を更新しており、部品各社の業績回復が鮮明だ。豊田自動織機愛知製鋼トヨタ紡織豊田合成の4社が通期の業績予想を上方修正した。

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