築地跡地開発先見えず 五輪延期や観光産業不振響く
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東京都の中央卸売市場が築地(中央区)から豊洲(江東区)に移転して10月で2年。豊洲市場は新たな流通基地として定着したが、築地の跡地開発は新型コロナウイルスによる東京五輪・パラリンピック延期や観光産業などの業況悪化で先行きが不透明。跡地を保有する都は市場移転に続いて難題を抱える。
築地市場の跡地23ヘクタールは、都心と湾岸をつなぐ幹線道路「環状2号線」で大きく2区画に分けられる。全体の面積の約7割を...
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