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キヤノン電子の衛星3号基、搭載ロケット打ち上げ成功

ロケットラボが打ち上げたロケット「エレクトロン」(同社のライブ映像より)

キヤノン電子は29日、人工衛星3号基「CE-SAT-2B」を搭載したロケットの打ち上げに成功した。米スタートアップのロケットラボがニュージーランドの発射場で打ち上げ、衛星を目標軌道に投入した。キヤノン電子の衛星の軌道投入は3年ぶり2回目。超高感度カメラを搭載した衛星で夜間の撮影性能を試し、防災や損害保険などへの応用を探る。

超高感度カメラを搭載したキヤノン電子の人工衛星3号基「CE-SAT-2B」

ロケットラボはロケット「エレクトロン」を日本時間の午前6時20分ごろに打ち上げた。約3分後に宇宙空間とされる高度100キロメートルに届き、約1時間後に搭載していた人工衛星10基を順次切り離した。

キヤノン電子にとって衛星の軌道投入は2017年に1号基をインドで打ち上げて以来となる。

ロケットラボは今年7月に衛星2号基を搭載した同型のロケットを打ち上げたが、失敗した。そのため、ロケットから得られたデータをもとに故障原因を特定し、8月末には同型機の打ち上げを成功させていた。

今回打ち上げた3号基は3台のカメラを搭載し、そのうち1台は夜間で街灯のないへき地でも約5メートルの解像度で撮影できる性能を備える。海上を航行する船舶や山奥にある建物などを撮影できる性能を試す。

キヤノン電子は2009年に宇宙事業に参入。自社で生産する人工衛星の販売や宇宙から撮影した画像データの販売など事業の拡大を目指している。同社が出資するロケット開発のスペースワン(東京・港)は、21年に民間初のロケット発射場を和歌山県に建設する計画を進めている。(橋本剛志)

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