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インフル予防接種で寄付 低額ワクチンをひとり親に

経済的に苦しいひとり親やその子どもがインフルエンザワクチンを低額で接種できるよう、東京都内の小児科医院が通常の接種料金に500円上乗せする形で寄付を始めた。田中純子院長は「接種料金は一律でもひとり親には重い負担。少しでもサポートできれば」と話す。

寄付を始めたのは東京都渋谷区の「マーガレットこどもクリニック」。同院の予防接種料金は、ひとり親家庭は1人につき500円、それ以外の家庭は通常料金に500円が上乗せされた4500円。8人分でひとり親家庭1人分のワクチン代に充てられる仕組みだ。

低額ワクチンの対象は児童扶養手当を受給しているひとり親家庭で、渋谷区以外在住でも大丈夫だ。

ひとり親の場合、子どもがインフルに罹患(りかん)すると仕事を休まざるを得なくなり、家計に与える影響は大きい。クリニックは毎年、自前の資金で無料または低額でワクチンを提供。「子どもの接種料金を支払うだけで精いっぱいなので本当に助かる」という声が寄せられていた。

しかし、今年は新型コロナウイルスの感染拡大が影響し経営を圧迫。費用の捻出が難しくなり、寄付の形にしたという。

田中院長によると、予約数は例年よりも多く、10月6日から接種が始まると、約2週間で117人が寄付し、14人分のワクチン代が集まった。「負担が小さく寄付しやすい」など好評だ。ひとり親家庭への接種は寄付金がある程度集まった11月中旬から始める予定だ。

知人に聞き、寄付のために訪れた中野区の50代女性は「すてきな取り組み。誰かの役に少しでも立てれば」と話す。田中院長は「もし賛同していただけるなら接種しに来院してほしい」と呼びかけている。〔共同〕

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