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静岡銀・山梨中央銀「経営資源を相互活用」 提携発表

包括業務提携について発表した静岡銀行の柴田久頭取(左)と山梨中央銀行の関光良頭取(28日、東京・千代田のパレスホテル東京)

静岡銀行の柴田久頭取と山梨中央銀行の関光良頭取は28日、東京都内で記者会見し、包括業務提携したと発表した。両頭取は双方の店舗網を生かし、新たなビジネスチャンスの創出を目指す考えを示した。両行は提携の効果を高めるため、近く双方の一定の株式を持ちあう予定だ。

静岡銀の柴田頭取は提携について「経営資源の相互活用で、(売上高など)トップラインの拡大や経費削減効果が期待できる」と強調した。山梨中央銀の関頭取は「地域と機能という2つの連携の側面で、地域の方々に喜んでもらえるアライアンスだ」と期待した。

両行は両県を結ぶ中部横断自動車道の全面開通を前に地場産品の販売や商談会などで連携してきた。今後は両行で頭取級、役員級、部長級の3階層でプロジェクトチームを立ち上げる。部長級はライフプランや市場金融など施策ごとに、10分科会を設置する予定だ。

記者会見の主なやりとりは次の通り。

――資本提携を予定するが、将来の統合や合併を視野に入れているか。

柴田氏「(資本提携は)両行の本気度の証しで包括業務提携の前提になっているわけではない」

関氏「将来的な統合は現時点では全く考えていない」

――システムを共同化する考えはあるのか。

柴田氏「システムは簡単に統合できない。山梨中央銀のシステム更改の時期を見据えながら、部門ごとのシステムやバック業務を共同化することで収益拡大やコスト削減の可能性を広げたい」

――相手の銀行に期待することは。

柴田氏「山梨中央銀は健全経営で地域でのシェアは静岡銀の地域でのシェアよりも高い。経営の独立性を保ちながら顧客基盤、ブランド力に磨きをかけていく」

関氏「静岡銀が持つたくさんのグループ企業を活用したい。顧客のビジネスマッチング、M&A(合併・買収)支援に加え、ストラクチャードファイナンス(仕組み金融)の分野に先行して取り組む静岡銀のノウハウや体制を勉強して、成果を上げたい」

――いつから提携を検討し始めたのか。

柴田氏「7月に関頭取と会って課題や認識を話す中で、一歩踏み込んだ取り組みについて具体的に話してきた。かなり大きな効果が実現できる(見込み)となり、約3カ月間で包括業務提携を進めようとなった」

――地銀再編の意向を示す新政権誕生は業務提携に影響したのか。

柴田氏「新政権になってとか、監督官庁の指導に基づくものではない。コロナ禍や低金利などの環境が背中を押した」

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