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ポーランドで女性デモ続く コロナ下、中絶禁止に反発

人工妊娠中絶禁止に抗議するデモ隊(27日、ポーランド)=ロイター

【ベルリン=共同】ポーランドで22日に人工妊娠中絶がほぼ全面禁止になる司法判断が出たことを受け、新型コロナウイルスの流行下、国内50以上の都市で女性らの抗議デモが続いている。「自己決定の権利を奪うな」と反発し、警官隊との衝突も発生した。政界の実力者で保守与党のカチンスキ党首は27日「国を壊そうとしている」とデモ隊を強く非難した。

ポーランドは中絶を重罪とみなすカトリック教会の影響が強い。カチンスキ氏の与党「法と正義」は教会の価値観を重視し、今回の判断を全面的に支持する。

地元宗教界もデモ非難を強める一方、産婦人科医らは違法な中絶手術が増える可能性を指摘するなど判断の影響は多方面に及んでいる。

抗議活動は憲法裁判所が判断を示した直後に始まった。首都ワルシャワのカチンスキ氏の自宅前ではデモ隊と警官隊が衝突。その後、デモ隊は市内の主要交差点も一時封鎖し、車や路面電車が通行できなくなった。他の都市でも教会の中や外でデモが相次いだ。

憲法裁は胎児に先天的な異常がある場合の中絶を違憲と判断した。ポーランドで昨年行われた中絶手術は約1100件で、胎児に先天的な異常があった場合が98%を占めた。残りは性的暴行による妊娠や母体に危険がある場合などで、法制化されれば中絶が認められるのはこうしたケースだけになる。一方、国外で中絶手術を求めるポーランド人女性は毎年10万人前後に上るとの推計もある。

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