再建中のドイツ銀、380億円の黒字に転換 7~9月

金融機関
2020/10/28 17:10
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経営再建を急ぐドイツ銀行本店(フランクフルト)=AP

経営再建を急ぐドイツ銀行本店(フランクフルト)=AP

【ベルリン=石川潤】経営再建中のドイツ銀行は28日、2020年7~9月期の最終損益が3億900万ユーロ(約380億円)の黒字に転換したと発表した。前年同期は8億3200万ユーロの赤字だった。ゼービング最高経営責任者(CEO)は「コスト抑制だけでなくシェア拡大の能力を示した」と語り、改革が順調に進んでいると強調した。

税引き前損益は4億8200万ユーロの黒字(前年同期は6億8700万ユーロの赤字)だった。

1~9月期では税引き前損益が8億4600万ユーロの黒字、最終損益も4億3500万ユーロの黒字となり、黒字体質が徐々に定着しつつある。

ドイツ銀行は19年7月に全行員の2割にあたる1万8千人の削減を柱とする再建計画を発表してリストラを進めてきた。リスクに見合った収益を上げられていなかった投資銀行部門を縮小し、顧客取引を中心とした銀行へと再びカジを切った。

黒字を確保したといってもライバルの米系銀行との差は大きい。欧州中央銀行(ECB)によるマイナス金利政策の長期化や新型コロナウイルスの感染拡大による景気低迷といった逆風も強まっている。

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