広島・福山市、AIチャットで自動案内
広島県福山市は28日、スマートフォンやパソコンを通じた市民からの問い合わせに対し、人工知能(AI)を活用してチャット(対話)形式で自動回答するサービスを始めた。ごみ分別、住民票や証明書の発行、上下水道の料金や手続き、路上放置自転車対応などの6業務の案内が対象。日本語、英語、中国語など7言語で24時間対応する。

市は問い合わせ対応への職員の負担を減らし、他の業務へ割ける時間を増やすことを狙う。広島県内では広島市もAI案内サービスを導入している。
また、福山市は定型的な事務作業を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入を拡大する。放課後児童クラブの利用申請入力など4業務で進めてきた。11月から医療費支給など7業務を順次追加する。11業務全体で年間2800時間分の作業削減を見込んでいる。