独メルセデス、英アストン・マーティンに現物出資 最大390億円

2020/10/28 4:53
保存
共有
印刷
その他

【フランクフルト=深尾幸生】独ダイムラーの高級車事業会社、メルセデス・ベンツは27日、英高級車ブランド「アストン・マーティン」を持つ英アストン・マーティン・ラゴンダホールディングスに追加出資すると発表した。最大2億8600万ポンド(約390億円)分の部品を提供する現物出資とする。出資比率は20%以下に抑える。

英アストン・マーティンは販売不振で資金難に陥っていた=ロイター

両社は2013年から提携関係にあり、メルセデスは現在アストン・マーティン株式の2.6%を保有する。アストン・マーティンが23年までに複数回に分けて発行する新株をメルセデスが取得する。

メルセデスは現在、高性能スポーツ車向けの大型エンジンを供給している。アストン・マーティンはハイブリッド車や電気自動車(EV)向けの駆動システムやソフトウエアの供給を要請しており、メルセデスは技術や部品を提供する代わりに株式を受け取る。出資に現金の支出はなく、20%を超えて取得する意向もないとしている。

アストン・マーティンは18年に新規株式公開(IPO)したが、業績が低迷し資金難に陥っている。今回のメルセデスによる出資は救済の側面もあるとみられる。メルセデスにとっては高級スポーツ車の電動化部品の生産規模を増やし、コストを削減する狙いがある。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]