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中国が通常のガソリン車を全廃する理由は?

2020年10月28日の日本経済新聞朝刊1面に「中国、2035年に全て環境車」という記事がありました。中国は2035年をめどに販売する新車の全てを環境対応車にする方針です。ハイブリッド車(HV)ではない通常のガソリン車は製造・販売を停止する計画ですが、なぜそのような大転換を図ろうとしているのでしょうか。

ここが気になる

中国の二酸化炭素(CO2)排出量は世界1位です。9月の国連総会では2060年までに排出量を「実質ゼロ」にする目標を表明しました。パリ協定からの離脱を表明した米国に代わり、気候変動問題で世界の主導権を握る狙いがあるとみられています。目標を達成するためには環境車の普及が不可欠と判断し、通常のガソリン車を全廃する大胆な転換を図ります。

中国の新車販売に占める電気自動車(EV)の割合は5%(2019年)。残り95%はガソリン車です。EVのようにガソリンを使わない「新エネルギー車」だけでなく、ガソリンを使いつつ低燃費で走るHVも環境対応車として普及を促します。2035年には新車販売の50%をEVに、残り50%をHVとします。

新車販売台数が最も多い中国の方針が世界の自動車メーカーに影響を与えるのは確実です。HVを得意とするトヨタ・ホンダなど日本メーカーにとっては追い風になりそうですが、EVは米テスラなど海外勢が先行しています。脱炭素化に向けた動きがあらゆる産業で進むなか、今後の戦略の優劣が各メーカーの生き残りを左右しそうです。

若手編集者が同世代にむけて新聞の読みどころを発信する「朝刊1面を読もう/Morning Briefing」は平日朝に公開します。もっと詳しく知りたい人は10月28日の朝刊1面を読んでみてください。
この記事をまとめた人:渡部加奈子
2015年入社。保育・女性活躍の取材を経て、コンテンツマーケティングを担当。大人になったら車を運転できるようになるものだと思っていた。

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