三井不動産、日本橋にヒルトン最上級ホテル 2026年
「ウォルドーフ・アストリア」
三井不動産は27日、米国ヒルトンの最上級ラグジュアリーブランドのホテル「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」を2026年に東京都中央区内で開業予定と発表した。同ブランドの進出は日本初。近年日本はホテル開業ラッシュが続いていたが、他国に比べ高級ホテル数が少ないとされ余地は大きいとみる。新型コロナウイルス禍からの宿泊需要の回復を見据え高級ホテル展開を進める。

両社はウォルドーフ・アストリア東京日本橋のブランディング及びマネジメント契約を締結した。同ホテルは三井不動産が開発し、ヒルトンが運営する。
同ホテルは21年度工事着工予定の「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」でのオフィスや商業施設、サービスアパートメントなどの複合施設の39~47階の9フロアに開業する。60平方メートル以上のキングルーム含め全197室の客室やレストラン3カ所、ウォルドーフ・アストリアの象徴でもあるラウンジ&バー「ピーコック・アレー」などを備える。
三井不動産は東京都心部の複合開発で「マンダリンオリエンタル東京」「ザ・リッツ・カールトン東京」などの世界的に著名なホテルの誘致に取り組んでいる。20年9月1日に「フォーシーズンズホテル東京大手町」を開業し、22年末には「ブルガリホテル東京」を開業する予定だ。