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シマノ 予想以上の回復 自転車、欧米で在庫不足も

堺市にあるシマノの本社工場

シマノの業績が予想以上の勢いで回復している。27日、2020年12月期の予想を上方修正した。連結純利益は前期比24%増の643億円になる見通し。新型コロナウイルスがまん延する中、通勤・通学の手段として自転車を選択する層が世界的に増加。健康志向、環境重視も追い風で、今後、各国の工場がコロナ禍で停止に追い込まれるような事態にならなければ、安定した成長が続きそうだ。

主力の自転車部品、売り上げの2割強を占める釣り具は、ともに世界の大半の地域で需要が伸びているという。単月の売上高は5月から回復。特に、自転車は感染リスクが低い移動手段として注目を集め、欧米では市場在庫が不足するほどになった。

運動やレジャーにも気軽に使えるとして、「今まで自転車に乗らなかった人が中・低価格帯の製品を購入している」(シマノ)。欧州では高価格の電動アシスト車向け部品も継続的に伸びているという。釣り具も好調で、20年12月期通期の売上高は約3700億円と過去最高に迫る見通しだ。

コロナ禍でシマノ主催の自転車レースや釣りイベントも軒並み中止となり、営業面の影響も懸念されたが、当面は需要の伸びが見込めそうだ。今後は「コロナを契機に自転車に乗った人が、快適さなどを感じて愛好者になるかどうかが焦点」(同)という。今のところ、設備投資を積み増して生産能力を大幅に増やす予定はないとしている。

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