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さくらネット、SaaSサービスで顧客囲い込み

在宅勤務の広がりでデータセンター事業が好調

データセンター運営のさくらインターネットの業績が好調だ。27日に発表した2020年4~9月期連結決算は純利益が前年同期比84%増の3億2600万円だった。コロナ禍による要員不足などを契機に自社でサーバーを管理していた企業がデータセンターへの外部委託に切り替える動きが広がったため。増えた顧客を土台に次の成長を見込むのはソフト事業だ。

同社はクラウド経由でソフトウエアを提供する「SaaS(サース)」型サービスを拡充している。他社が開発したソフトをデータセンターの顧客に提供して月額利用料などを得るビジネスモデルだ。ソフトの一部は無料で提供し、データセンター事業の競争力強化にもつなげる。ソフト事業を含むその他事業の4~9月期の売上高は23億円と19%増え、全体の2割を占めた。

その主力サービスのひとつが16年にイラスト投稿サイトを運営するピクシブ(東京・渋谷)と共同開発した端末に合わせて画像サイズを自動変換するソフト「イメージフラックス」だ。これまでにメルカリなどが商品画像の表示に採用している。ほかにはセキュリティーやウェブサイトのアクセス解析など約20本のソフトを提供している。

調査会社のIDCジャパン(東京・千代田)によると、国内のデータセンターサービスの市場は24年に約2兆2000億円と、19年より5割強増える見通し。本業のデータセンター市場が成長している中、いかにサービスに付加価値を付けて有望な顧客を囲い込めるのか。今後のさくらネットの成長のカギを握りそうだ。(梅国典)

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