/

「Go To 商店街」東京はまず5事業で 効果持続が課題

新型コロナウイルスで打撃を受けた商店街が企画したイベント費用などに支援金を出す国の振興策「Go To 商店街」が始まった。都内では第1弾として、ハロウィーンイベントやイルミネーション点灯など5事業が採択された。商店街からは「効果が一過性にならないようにしたい」などの声が出ている。

「消毒液を配っています。コロナを乗り越えましょう」。東京都杉並区の佼成会通り商店会は26日から、加盟店舗で買い物客らに消毒液やお菓子を配るハロウィーンイベントを始めた。支援の対象となる300万円はチラシなど宣伝費や消毒スプレー購入費などに充てた。毎年恒例の仮装した子供による練り歩きは中止としたが、商店街は多くの人でにぎわった。

子供を連れてスーパーに買い物に来た主婦(34)は「コロナ以降はまとめ買いをするなど、なるべく買い物する頻度を減らしていた。イベントがあると、思わず足を運びたくなる」と笑顔を見せた。

同会の小松崎明子事業副部長は「夏ごろまで商店街はほとんど人通りがなく、客数もコロナ前の半分以下だった。夏以降も7割くらい」と話す。「イベントは31日までだが、効果が一過性にならないようにしたい。店がしっかり感染対策をしていることを知ってもらい、今後も安心して買い物をしてほしい」と力を込めた。

都内では先行募集の第1弾として5事業が採択された。烏山駅前通り商店街振興組合(世田谷区)は商店街内のイルミネーションの点灯を11月22日から始める。毎年恒例の行事だが、今年はコロナで各店から予算を集めるのが難しいと中止を検討していたが、支援金を費用に充てる。

同組合の担当者は「客数はコロナ前の7~8割までしか戻っていない。イルミネーションが商店街に足を運ぶきっかけになれば」と話す。

牡丹町笑栄会商店街振興組合(江東区)は11月末から、商店街で買い物や飲食をすると景品をもらえるキャンペーンを展開する。500円につきシールが1枚もらえ、10枚集めると景品と交換できる。密になるのを避けるため、各店で決めたピークタイム時間帯以外の利用客に限定してシールを配布する。

「Go To 商店街」事業では支援金は事業終了後に支給される仕組みだ。この後払いがネックになるという声もある。品川区の戸越銀座商店街連合会の担当者は「後で支給されるとはいえ、多額の事業費を商店街が先に用意するのは厳しい」と指摘する。経済産業省はこうした声を受け、30日から始まる通常募集では事業前に支給する方向で調整している。

同会では申請に向け、街歩きツアーやオリジナル商品の販売などの事業を検討している。「先払いになれば申請のハードルが下がる。活用する商店街も増えるのではないか」と話している。

 ▼「Go To 商店街」 政府の商店街活性化のための施策で、商店街が実施するイベントなどの費用を1団体あたり300万円を上限に支援する。感染防止対策の徹底などを条件とし、広告宣伝費やアルバイトの雇用費用、商品開発のコンサルティング費用なども対象となる。
 2団体以上連携する場合は団体ごとへの支援とは別に最大500万円を上乗せする。16日には先行募集の第1弾として、全国の34事業が採択された。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン