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Facebook、クラウドゲームに参入 Apple用は提供せず

フェイスブックはクラウド新サービスで自動車レースゲーム「アスファルト9:レジェンド」など5タイトルを提供する

【シリコンバレー=奥平和行】米フェイスブックは26日、クラウドコンピューティングの技術を活用したゲームの配信を始めると発表した。米グーグルの基本ソフト(OS)を搭載したスマートフォンやブラウザー(インターネット閲覧ソフト)を通じて使える一方、米アップルのスマホやタブレットで使うアプリの提供は見送った。

クラウドを使ったゲームは家庭用ゲーム機やスマホといった端末ではなくデータセンターに設置したサーバーが情報の処理を担うのが特徴で、利用者はソフトを端末に取り込む必要がない。同様の仕組みではグーグルが先行し、米マイクロソフトが9月に本格的に開始した。米アマゾン・ドット・コムも2021年にサービスを始める。

フェイスブックは26日に米国の一部地域で「フェイスブックゲーミング」の提供を始めた。今後数カ月で米国全体にサービス提供地域を広げ、21年から国外でも展開する方針だ。グーグルなどがサービスを有償で提供する一方、フェイスブックは無料とする。関連広告で収益を確保する。

他社はゲーム専用のサービスを立ち上げているが、フェイスブックは既に多数の利用者を抱えるSNS(交流サイト)から使えるようにする。ただ、アップルは利用者が複数のゲームをプレーするためのアプリの提供を認めていないため、iPhoneなどのアプリを通じた提供を見送った。

フェイスブックでゲーム事業を担当するジェイソン・ルービン副社長は26日、「アップルはゲームを(ほかのアプリと)異なる扱いにしている」と指摘した。また、ツイッターを通じて「何度も承認を求めたが、『指針に合わない』と回答しただけだ」と批判している。両社はイベントの有料配信をめぐる手数料などでも対立していた。

フェイスブックは19年にスペインのゲーム配信企業、プレイギガを買収しており、同社の技術を活用して新サービスを開発したもようだ。フェイスブックは10年前後に農業シミュレーションゲーム「ファームビル」などをSNSを通じて提供して人気を集めたが、SNSの利用がパソコンからスマホ経由に変わり、ゲーム分野での存在感は低下していた。

新サービスは以前から提供している「カジュアルゲーム」などと呼ぶ簡易なゲームの配信サービスを刷新して立ち上げた。まず、自動車レースゲーム「アスファルト9・レジェンド」やゴルフゲーム「PGAツアーゴルフ・シュートアウト」といった5つのタイトルを提供し、作品を拡充していくとしている。

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