独バイエル、遺伝子治療の米社を買収 最大4200億円で

2020/10/27 12:12
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【フランクフルト=深尾幸生】独医薬・農薬大手のバイエルは26日、遺伝子治療の米アスクレピオス・バイオファーマシューティカル(アスクバイオ)を最大40億ドル(約4200億円)で買収すると発表した。2020年中の完了を目指す。難病治療への効果が期待される遺伝子治療の分野を強化する。

アスクバイオのバイオリアクター=バイエル提供

01年創業のアスクバイオは非上場で米ノースカロライナ州を拠点としている。ポンペ病やパーキンソン病などの治療薬を開発している。買収はまず20億ドルを支払い、成功報酬として最大20億ドルを支払う仕組みだ。

買収後もアスクバイオは独立した企業として運営し、バイエルが立ち上げた細胞・遺伝子治療事業の一部を構成する。アスクバイオは、遺伝子の運び手となるアデノ随伴ウイルス(AAV)を使った遺伝子治療に強みを持ち、医薬品の製法開発・製造受託(CDMO)も手がけている。

バイエルは19年に人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った治療を開発する米バイオテクノロジー会社ブルーロック・セラピューティクスの完全子会社化を決めるなど、細胞・遺伝子治療の分野を強化している。

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