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コロナ禍で生徒一斉転校へ 兵庫の私立高、三重の系列に

(更新)
<訂正>10月26日午後8時46分に公開した「コロナ禍で生徒一斉転校へ 兵庫の私立高、三重の系列に」の記事中にあった「全寮制男子校の青山高」は「全寮制の青山高」の誤りでした。
本年度で休校する兵庫県姫路市の私立自由ケ丘高=共同

兵庫県姫路市の全寮制の私立自由ケ丘高が2020年度で休校し、21年4月から在校生84人全員を津市の系列校に転校させる方針を固めたことが26日、運営する学校法人への取材で分かった。新型コロナウイルスの影響で見学会への参加者が激減するなど、今年の入学者が定員を大幅に下回ったことが要因。既に新入生の募集を停止した。

自由ケ丘高は津市の学校法人「日生学園」が運営する全寮制の男子校。約10年前から続いた赤字経営に新型コロナが直撃した。人件費の面から教員の確保も難しく全寮制教育を維持できず、休校を決断した。在籍する1、2年生計84人は系列で全寮制の青山高(津市)に移る。

学園によると、自由ケ丘高は少子化や、通信制を希望する傾向が強まったことで生徒が年々減少。今年2~3月の見学会は外出自粛の影響で、参加者は数人。入学者は募集した180人を大幅に下回る38人だった。

今後の方針を決めるため、6月から生徒や保護者への説明会を開催。自宅への帰省が困難になることへの懸念や「学校が変わると進路で不利にならないか」との声も上がったが、最終的に理解を得たという。青田力同学園本部長は「卒業まで誠意を持って対応する。新しい環境で、心機一転頑張ってほしい」と話す。

私立校への打撃は他でも出ている。英語教育に力を入れる宇都宮海星女子学院中(宇都宮市)によると、来春から募集の一時停止を決めた。新入生を引きつける伝統行事だった3年生全員参加のカナダへの語学研修が新型コロナで中止となり、募集しても希望者は少ないと判断した。

日本私立学校振興・共済事業団私学経営情報センターの野田文克次長は「新型コロナで収入が減った世帯の受験生は学費が高い私立校への進学は難しくなる。学校側も収入が減り、経営に困窮する学校が増える可能性がある」と危ぶむ。〔共同〕

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