災害時の障害者避難支援を提言 高知の団体、知事に
高知県障害者(児)福祉連合会(高知市)は26日、県内の障害を持った人とその家族が災害時にスムーズに避難できるよう支援してほしいと、高知県の浜田省司知事に提言した。在宅の障害者を支援対象とし、分かりやすい情報提供や個人のニーズに合わせた個別計画の作成を求めた。

同連合会は防災避難に関する分かりやすい情報提供として「やさしい日本語」のほか写真や絵、手話、点字、触覚を使った意思疎通を挙げた。個別計画は障害の程度だけで判定せず、住んでいる場所の危険性や、独居といった生活状況を考慮してほしいとした。避難訓練に参加しやすくし、避難所に福祉スペースを設けることも提言した。
浜田知事は提言を受け「県は(ハンディのある)要配慮者への支援を進めている。もし災害が起きたときは障害のあるなしにかかわらず正しい情報を発信していきたい」と述べた。