特急の空席で農産物輸送 西武鉄道が実証実験

埼玉
2020/10/26 19:29
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西武鉄道はコロナ禍で特急列車の空席が増えたのを逆手に取り、農産物の輸送に活用する実証実験を始めた。第1弾として、埼玉県横瀬町産の農産物を東京・池袋に運んでいる。実験を通じ、継続的に農産物の輸送に特急を利用できるかどうか検証する。

特急「ラビュー」の空席を活用し、シャインマスカットを輸送する

特急「ラビュー」の空席を活用し、シャインマスカットを輸送する

実験では小松沢レジャー農園(横瀬町)で毎朝収穫したシャインマスカットを西武池袋線の横瀬駅に運び、特急「ラビュー」で池袋駅に輸送。駅直結の西武池袋本店で販売する。朝採れの新鮮さが人気を集め、実験を始めた21日以降、毎日40房が店頭に並んで間もなく完売しているという。

新型コロナウイルスの感染拡大で外出を控える雰囲気が広がり、鉄道の利用者数は減少。特に観光需要が多い特急は苦戦が目立つ。西武鉄道の担当者は「鉄道は定時で素早く輸送できる。沿線の農産物の販売促進につながってほしい」と空席の有効利用と地域振興の一石二鳥を期待する。

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