不二家、1億円の赤字 1~9月期最終
不二家が26日発表した2020年1~9月期の連結決算は、最終損益が1億900万円の赤字(前年同期は1億5800万円の赤字)だった。コロナ禍に伴う店舗の休業や営業時間の縮小でレストラン事業が不振だった。臨時休業中に発生した費用に関して特別損失を計上した。売上高は前年同期比5%減の696億円。帰省自粛などの影響でお土産用菓子の需要が減少。自動販売機の稼働率が低下し、飲料も減収となった。洋菓子部門は若年層に向けた販促活動を強化するなど足元では好調が続いている。
営業利益は3.1倍の5億300万円。洋菓子事業で人件費や販促費などの費用を抑制した効果が出た。20年12月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比3%減の1000億円、純利益は59%減の5億円を見込んでいる。