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国産大豆ミール価格、10~12月6%高、中国需要増で国際相場上昇

家畜の配合飼料原料となる国産大豆ミールの大口価格が上昇した。製油会社が配合飼料メーカーに販売する10~12月期の価格は前四半期に比べて6%高い。中国の旺盛な需要を背景に国際相場が強基調で推移しているためだ。値上がりするのは3四半期ぶりで、2年ぶりの高値水準にある。

大豆ミールは大豆を搾って食用油を生産する際にできる「脱脂大豆」のこと。新価格は1トン6万2400円前後(中心値)と7~9月期比3800円程度上がった。

価格は主に7~9月期の米シカゴの大豆ミール相場を基準に決める。同相場は中国の飼料需要の増加に加え、米国や南米など産地の天候不順を背景に原料大豆の減産観測が浮上したことで上昇。7月の1トン290ドル前後から、9月後半には340ドル前後まで急騰した。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外食産業の低迷から業務用食用油の需要は減少。搾油が減り大豆ミールの発生も落ち込んだ。農林水産省の油糧生産実績によると、1~8月の大豆ミール生産量は前年同期比4.8%減。8月単月では前年同月比15.7%減った。ある製油会社は「足元でも搾油量を減らしている」と話す。

大豆ミールは国産だけではまかなえず、飼料会社は主に中国から輸入する。ただ、中国でも豚肉などの需要増を背景に配合飼料も需要が旺盛で輸出が減少している。中国産は高騰しているが、北米から輸入するより地理的に近く、小ロットで運べることから「高くても中国産を買っている」(製油会社)状況だ。

大豆ミールの国際相場は足元でも上昇基調にあり、1~3月期の国産大豆ミールも値上がりする可能性がある。

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