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貴州茅台酒、7~9月の純利益7%増 政府は投機警戒

【広州=比奈田悠佑】中国の白酒製造大手、貴州茅台酒が26日発表した2020年7~9月期の決算は、純利益が前年同期比7%増の112億元(約1800億円)だった。贈答用などで人気の高級白酒の出荷が堅調だったが、純利益の伸びは4~6月期の9%から鈍化した。政府当局は白酒の転売行為の過熱を警戒している。

貴州茅台酒の白酒は転売されやすい

7~9月期の売上高は7%増の239億元(約3800億円)だった。純利益と同様に、伸び率は4~6月期の9%から減速した。

茅台酒はアルコール度数が53度、容量500ミリリットルで1499元(約2万4千円)の高級白酒を主力としている。宴会などで飲まれるほか、年代ものが高価で取引されることから転売目的の購入も多い。そのため、市中の酒屋などでは正規販売価格の数割増しで売られる。こうした投機需要が茅台酒の出荷を下支えしている側面がある。

今年は需要が高まる1~2月の春節(旧正月)シーズンから投機が過熱した。出荷増への期待から株価は4月から相次ぎ上場来高値を更新し、足元も年初に比べ3~4割高の水準で推移している。

茅台酒が本拠地を置く貴州省の市場監督当局は8月、茅台酒の専売店に対して、不当な価格つり上げや売り渋りなどを禁じると通知した。同社の大株主でもある省政府としては、行きすぎた投機行為は茅台酒のブランド力を損なうと考えているようだ。茅台酒は今後、販路管理の強化などの対応が求められる。

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