/

チリで新憲法制定へ 国民投票、賛成多数の見通し

【サンパウロ=外山尚之】南米チリで25日、ピノチェト軍事政権下で制定された憲法に代わる新憲法制定の賛否を問う国民投票が実施された。現地選管当局による開票速報では、賛成票が8割弱となっており、新憲法制定が確実な状況だ。

 25日、チリの首都サンティアゴで国民投票の列に並ぶ市民ら(AP=共同)

投票では(1)新憲法制定に賛成か反対か(2)新憲法の起草委員会の構成員を全員民間人とするか、民間人と国会議員の混成にするか――の2つを決める。選管当局によると開票率54%で、新憲法制定に関しては賛成が78%を占めた。起草委員会の構成に関しては79%が民間人のみを支持している。

国民投票の開票速報を聞き、喜ぶ市民(25日、サンティアゴ)=ロイター

ピニェラ大統領は25日夜、選管当局の発表を受けて「民主主義を愛する全てのチリ人の勝利だ」と演説し、新憲法制定に向けた手続きに入ると表明した。

今後は福祉や教育、市民の政治参加といった要素を新憲法にどこまで具体的に盛り込むかが争点となりそうだ。チリでは所得格差が社会問題となっており、2019年には大規模な反政府デモが頻発し、国際会議の中止を招いた。一方で「小さな政府」路線の見直しは財政赤字の拡大など副作用も大きく、格差縮小と持続的な経済成長の両立を探ることとなる。

すべての記事が読み放題
まずは無料体験(初回1カ月)

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン