小惑星の石、採取成功 米NASA探査機

2020/10/24 8:25 (2020/10/24 13:05更新)
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探査機オシリス・レックスのアーム先端にある円盤状の採取装置(NASA提供・共同)

探査機オシリス・レックスのアーム先端にある円盤状の採取装置(NASA提供・共同)

【ワシントン=共同】米航空宇宙局(NASA)は23日、米国版はやぶさとも呼ばれる探査機オシリス・レックスが20日に小惑星ベンヌに着陸した際に岩石採取に成功したと発表した。アームの先端にある円盤状の採取装置を機体のカメラで撮影し、内部に多くの岩石が入っているのを確認した。

小惑星の岩石採取に成功したのは日本の探査機はやぶさ、はやぶさ2に続いて3例目。目標だった60グラム以上の入手は確実とみられ、2023年9月に地球に持ち帰る。

チームの責任者は「数百グラムかそれ以上を得た自信がある」と話した。0.1グラム以上が目標のはやぶさ2の採取量と比べても多く、太陽系の成り立ちや生命の起源の解明に役立つことが期待される。

ただ装置の一部に隙間が生じ、岩石が流出しているのも確認。これ以上の流出を防ぐため、地球帰還用のカプセルに速やかに収納する。

惑星ベンヌに接地する探査機オシリス・レックスの採取装置(上)と、飛び散る岩石(NASA/アリゾナ大提供・共同)

惑星ベンヌに接地する探査機オシリス・レックスの採取装置(上)と、飛び散る岩石(NASA/アリゾナ大提供・共同)

オシリス・レックスは20日、ベンヌの表面へと降下し、6秒間、採取装置を接地させた。装置はガスを噴射して舞い上がった粒子を集める仕組みで、チームは計画通りにガスを噴射したことを確認。また装置が地下に埋まった状態になったことも分かり、十分な量の岩石採取につながったと判断した。

はやぶさ2が今年12月に地球に届ける小惑星りゅうぐうの岩石と交換し互いに調べる予定。〔共同〕

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