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業績ニュース

村田製作所の4~9月、一転増益 自動車向けなど回復

京都
関西
2020/10/23 21:30
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村田製作所は23日、2020年4~9月期の連結純利益(米国会計基準)が前年同期比9%増の990億円になったと発表した。従来予想(24%減の693億円)から一転して増益となった。中国などで自動車やスマートフォン向け部品の需要が回復した。ロームも同期の業績を上方修正している。新型コロナウイルス禍からの電子部品大手の収益回復が鮮明になりつつある。

スマホやPC向けなどで電子部品の需要が高まった(村田製作所の積層セラミックコンデンサー)

売上高は1%減の7510億円で、従来予想から700億円上方修正した。村田製は積層セラミックコンデンサーや通信機器に使う表面波フィルターなど世界シェアが高い部品を多く抱える。いち早くコロナ禍から経済が立ち直った中国などの需要回復を取り込み、スマホや自動車向け部品の販売が増加した。

コロナ禍で広がる在宅勤務やオンラインを通じた学校の授業で市場が拡大するパソコン向けの需要も増えた。増収効果で工場の稼働率なども高まり、営業利益は8%増の1310億円だった。従来予想は20%減の970億円だった。

4~6月期は売上高が前年同期比9%減の3267億円、純利益が16%減の395億円にとどまっており、7~9月期に収益が急回復した。22日段階の4~9月期の市場予想平均(QUICKコンセンサス)は売上高が6963億円、純利益が882億円。いずれも市場予想を上回った。

足元では市場が電子部品の業績回復を期待し、村田製の株価は19日に7389円と年初来高値を更新した。その後も高値圏で推移している。

21年3月期通期の業績見通しは、売上高が前期比7%減の1兆4300億円、純利益が18%減の1500億円の予想を据え置いた。4~9月期の純利益は通期予想の6割を既に達成しており、上方修正のタイミングに注目が集まる。

電子部品大手は自動車市場の回復などを背景に、業績見通しを引き上げる動きが相次ぐ。

ロームは20日、4~9月期の純利益が9%減の125億円と、従来見通しから52億円上ぶれると発表した。主要顧客の自動車メーカーが想定よりも早く生産調整から立ち直りつつあるという。売上高の7割を車載向けが占めるアルプスアルパインも20年4~9月期の赤字幅が縮小すると発表している。

30日に決算発表を予定するTDKは21年3月期の純利益(米国基準)見通しを17%減の480億円としている。市場予想の平均は654億円で、会社計画を約175億円上回っている。

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