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ダイムラー、2四半期ぶり黒字転換 純利益2500億円

【フランクフルト=深尾幸生】高級車・商用車大手の独ダイムラーが23日発表した2020年7~9月期の決算は、純利益が前年同期比19%増の20億4900万ユーロ(約2500億円)だった。新型コロナウイルスの影響で4~6月期は20億ユーロの最終赤字だったが2四半期ぶりに黒字に転換した。中国での販売が好調だったほか、コスト削減の効果が出た。

ダイムラーは中国市場の回復が「想定以上」で黒字に転換した=ロイター

売上高は7%減の402億8100万ユーロ。期中の販売台数は8%減の77万2703台だった。乗用車が6%、トラックが25%それぞれ減ったが、経営の指標としている調整後のEBIT(利払い・税引き前利益)は11%増の34億7900万ユーロだった。

トラック・バス事業会社の調整後EBITは28%減ったが、乗用車・バン事業会社は29%増えた。7~9月は中国で高級車「メルセデス・ベンツ」の販売台数が23%増えた。「GLS」や「GLA」などの利幅の大きい多目的スポーツ車(SUV)が好調で増益に貢献した。欧州の乗用車販売台数もほぼ前年同期並みの水準まで戻った。

コスト面ではグループ全体の研究開発費を15%減らしたほか、乗用車・バン事業会社の販売管理費を6億ユーロ以上下げた。電話会見でハラルト・ウィルヘルム最高財務責任者(CFO)は「損益分岐点を下げる戦略に向かって正しい道を進んでいる」と強調した。

20年12月期通期の見通しについて、EBITが「前年並み」とこれまでの予想を引き上げた。7月時点では「前年(43億ユーロ)を下回る」としていた。ただ、新型コロナによるロックダウンなどが広がらず主要市場の経済の正常化が続くことを前提としている。売上高と販売台数については「前年を大きく下回る」とみている。

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