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日本人宇宙飛行士を定期募集 月探査にらみ5年ごとに

文科省とJAXA 2021年秋に13年ぶり募集

米国主導の有人月探査計画「アルテミス計画」への参加に向け、文部科学省と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2021年秋、約13年ぶりに日本人宇宙飛行士を新たに募集する。21年以降も5年に1回程度、定期的に募集する方針だ。有人宇宙活動が月探査へと広がることを見据え、世代交代を視野に育成を進める。

「ぜひ若い人に月探査を担ってもらいたい」。JAXA特別参与で宇宙飛行士の若田光一さんは23日の記者会見で期待を示した。

米国は24年までに米国人宇宙飛行士を再び月面に着陸させるアルテミス計画を掲げる。月の周回軌道に新たな宇宙ステーション「ゲートウエー」を国際協力で建設し、月面での持続的な探査活動の拠点とする。

日本はアルテミス計画への参加を通じ、日本人飛行士の活動機会の確保を目指している。米国などとの調整次第だが、文科省はゲートウエーの本格運用が始まる20年代半ばには日本人のゲートウエー滞在、持続的な月面探査が本格化する20年代後半には日本人の月面着陸の機会があるとみる。

日本はこれまで11人の宇宙飛行士を採用し、7人が現役で活動する。ただ7人の平均年齢は51歳で、新規採用がなければ30年までに5人が定年を迎える。宇宙飛行士の育成には5年程度かかることから、継続的な有人宇宙活動のため新規募集で世代交代を進める。

21年秋の新規募集の応募条件は検討中だが、1年ほどかけて書類選抜や適性検査などで若干名を選ぶ見通し。従来はJAXAが主体となって募集や選抜、訓練を実施していたが、今回は民間企業のノウハウやアイデアも活用する方針という。

例えば、教育や人材関連企業が応募者の知識やスキルを評価するノウハウ、航空や自動車などの産業で専門技術者を育成訓練する経験などを活用することを想定する。若田さんは「民間の優れた力が有人宇宙活動を持続的に発展させることにつながる」と話す。

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