高校普通科の改革 強みと進路、探究支援を
児美川孝一郎・法政大学教授
[有料会員限定]
中央教育審議会の分科会が高校普通科の改革案をまとめた。新しい学科の設置などが柱だが、法政大学の児美川孝一郎教授は学習意欲の低下などへの対策として不十分だと指摘する。
◇
中央教育審議会は10月16日の総会で「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」と題する初等中等教育分科会の審議の中間まとめを了承した。コロナ禍の発生後、初めてまとめられた包括的な教育改革案である。
そこではICT(情報通信技術)や...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り2255文字