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日立、ローカル5Gの実証環境 中央研究所に

ローカル5Gの実証環境を開設した中央研究所内(東京都国分寺市)

日立製作所は23日、次世代通信規格の5Gを自社の建物や敷地内に限定して使う「ローカル5G」を、東京・国分寺市の研究施設で導入したと発表した。9月に5Gの実証を始めた北米の研究開発拠点に続き、国内の顧客と製造、鉄道、エネルギーなどの分野に適したシステムを開発する。

中央研究所(東京都国分寺市)内にある研究施設「協創の森」に、実証環境を2カ所用意した。商用のローカル5Gの免許を取得し、4Gのネットワークと組み合わせた構成を採用。10月に本格運用を始めた。5Gの特徴の一つである高速・大容量通信を生かし、当面は製造業向けのシステム開発を進める。

頻繁に製造ラインを変更する多品種少量生産の製造現場を再現。国籍が異なる作業員に対し、必要な製品数などを映像で示す用途を実証した。作業員に応じた内容を日本語や英語で配信したところ、通信の遅れを50ミリ秒以下に抑えて安定的に送れた。1時間以上かかっていた映像配信の準備は1分以内で済んだという。

2カ所の環境を生かし、別の環境からもう一方の現場の状況を把握しながら作業を支援する実証も進める。温度センサーなどで作業員の健康状態を把握しつつ、高精細な映像とAR(拡張現実)技術を使い、離れた場所から作業を指示する。

実証環境では顧客の要望に合わせて5Gの通信環境を素早く提供する。処理能力が低い工場内の機器でも、人工知能(AI)を使ってリアルタイムに不良品を判別するなどの処理ができる技術も用意する。

今後はあらゆるモノがネットにつながるIoT基盤の「ルマーダ」を組み合わせ、製造以外の分野に拡大する。鉄道やエネルギー関連などでも顧客と協力し、新たなシステムの開発に取り組む。

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