文学で考えるもう一つの日本近代
文芸評論家・安藤礼二氏に聞く 三島由紀夫50年後の問い(5)

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2020/10/26 2:00
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日本経済新聞 電子版
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二・二六事件に材を採った三島由紀夫の短編小説「憂国」は、勅命によって仲間の決起将校たちを討たざるを得なくなった陸軍中尉が、苦悩の末に妻と心中する物語だ。

発表は1961年1月刊行の雑誌。それから70年11月に東京・市ケ谷の自衛隊駐屯地で割腹自殺するまでの10年に、文芸評論家で多摩美術大学教授の安藤礼二氏(53)は注目する。「それまでと創作姿勢を変え、日本近代のゆがみを文学によって乗り越えようとし…

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