デジタル教科書、規制見直しへ 文科相表明

社会・くらし
2020/10/23 12:28
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デジタル教科書は2019年度から導入できるようになった

デジタル教科書は2019年度から導入できるようになった

萩生田光一文部科学相は23日の閣議後の記者会見で、デジタル教科書の普及に向け、現在は各教科の授業時間数の2分の1未満とする利用規制を見直す方針を表明した。今年度中に小中学生全員に1台ずつ学習用端末が行き渡ることを念頭に「来年度はデジタル元年だ。実態に合うよう見直しを進める」と述べた。

デジタル教科書を巡っては、平井卓也デジタル改革相と河野太郎規制改革相が萩生田氏と協議した際、規制を見直すよう求めた。同氏は「文科省としては慎重に実証を進める」としたうえで、デジタル教科書の今後の発行見込みなどを踏まえ、規制を緩める考えを示した。年内にも具体的な方向性をまとめる。

紙の教科書と同一の内容をパソコンやタブレット端末で見られるデジタル教科書は2019年度から導入できるようになった。文科省指針では、目の疲れなど健康面への配慮から時間を制限した。義務教育の教科書は無償だが、デジタル教科書は有償で、全国の学校での利用率は1割に満たない。

同省は21年度予算の概算要求で、小学校高学年と中学校でのデジタル教科書の購入費の一部を補助する関連費を計上した。24年度には本格的な導入をめざし、現在は有識者らを交え制度設計を進めている。児童生徒への健康面での影響などの検証も21年度から進める。

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